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Critique

尖閣ビデオ流出報道に見るマスゴミの焦燥

まだこの時点では容疑者に過ぎないsengoku38氏の自宅に群がるマスゴミの皆さん
【海保職員「流出」】自宅捜索で「嫌だ」子供の涙声 近所男性も複雑な表情 – MSN産経ニュース
 
 今回の尖閣ビデオ流出事件は仙谷傀儡カンガンス売国民主党内閣に相当なダメージを与えたが、その一方で「レガシーメディア」と呼ばれる既存のメディアにも大きな衝撃をもたらした。
 「sengoku38」氏が映像を神戸のネットカフェで放流したのが11月4日の午後8時から9時頃とされる。 某巨大掲示板の「ニュース速報+板」に流出動画のURLが貼られたのが午後11時41分。 最初は誰の目にも触れることがなかったその映像は時間の経過とともに衆知拡散されて日をまたぐ頃には多くのネットユーザーの間で閲覧され、ツイッターなどを介して以降は加速度的に広まった。 僕が流出映像を実際に観たのもこの時間帯である。
 時刻は既に深夜。 もちろんネットユーザーと同じ頃流出映像に接していたであろうレガシーメディアの皆さん。 しかし持ち前の権威主義が足かせとなったのか、テレビは情報のウラを取るのに手間取り、結果として画面に「ニュース速報」としてテロップを流すことすらできず、新聞に至ってはデジタル化のおかげで紙面編集も容易になり急遽一面を差し替えることができたのは良かったが、それでも報道が報道としての意味を成すまで、つまり新聞という紙媒体が宅配で読者の元に届けられる朝を待つほかなく、結果としていずれもネットで起きたことにひたすら追随するだけだった。 宅配制度という新聞というメディアが宿命的に持つボトルネックは、情報伝達の速度をも妨げた。
 テレビですら完全に後手に回ったかたちの今回の報道。 とりわけ、このさき何らかのドラスティックな構造転換でもない限り確実に滅びるメディアであろう新聞の皆さんはテレビの人間以上に危機感を募らせているようである。

 朝日新聞名古屋本社の神田大介記者といえば、岡崎市立中央図書館事件の際にシステムの不具合に原因があるとする報道を行い、ネットで賞賛の声を浴びた人だ。その神田記者が今回、尖閣諸島の中国漁船衝突ビデオのYouTubeへの流出事件に関連し「内部告発、情報提供よろず受けます」とTwitterで呼びかけている。特にこの事件に限ったものではなく、今回の映像を新聞社が入手することはできなかったのだろうかという疑問と、さらにGoogleがIPを開示したことに対して、取材源の秘匿が徹底されている記者や報道機関であれば足が付くことはなかっただろうとの見解で、「マスコミを上手に使って内部告発をすることも考えてほしい」としている。(一部抜粋)
 
ソース:朝日新聞の神田記者「マスコミを上手に使って内部告発を」と呼びかけ – やじうまWatch

 朝日の神田記者はこうした流出ではなく自分たちマスコミを介した告発にして欲しいと必死でアピールしており、今回のようなケースでも自分で投稿した場合と同様の質量でYouTubeから映像を投稿でき、なおかつ「取材源の秘匿」というマスコミの大原則にのっとり、警察権力の介入があったとしてもsengoku38氏の身元が特定されるようなことはなかったとしている。

「内部告発はマスコミ使って」 朝日記者ツイートに異論続々(1/2) : J-CASTニュース

 しかし、それはあくまで「仮定の武勇伝」なのであって、ただでさえ虚報・偏向・捏造が社是であり、日本という国を断罪することに悦びを感じる倒錯した報道姿勢に定評のある朝日新聞の記者の言うことをそのまま信じろというのは、海保内のPCから動画を投稿するのに等しいぐらいスリリングな行為である。

 さて、海上保安庁職員が「自分が流した」と名乗り出た「尖閣ビデオ」の流出事件だ。「これは現政権へのクーデターではないか」とか「だから最初からビデオを国民に公開しておけばよかった」とか。論点はさまざまあるが、もう一つ、私がこだわりたいのは、流出先がインターネットだった点だ。ネットという媒体が、これだけ政治を揺るがしたのは、日本では初めてだと思うからだ。
 もし、映像が入ったDVDがテレビ局に送られてきたらどうだったかと考えてみる。映像は本物か、公務員の守秘義務違反に当たる可能性が高いビデオをテレビ放映するのは妥当か、あるいは日中関係はどうなるのか。多分テレビ局はためらったと思う。新聞ならどうだったか。写真(静止画像)は紙面に掲載したかもしれないが、各社のホームページにビデオそのものを即座にアップしたかどうか。国民の知る権利を優先するか否かで、やはり大議論になったろう。
 だれが流したのか。まだ不明な点もあるが、職員が「ネットが最も手っ取り早く、効果的だ」と判断したのだけは間違いないはずだ。そして、これは内部告発の有効手段として今後、拡大していくだろう。それが今回のビデオ流出が示す、もう一つの側面だ。
 これを機に政府が(あの中国のように)ネット規制に乗り出すようなことがあれば、私は断固反対するだろう。でも、なかなか新聞社に情報を提供してもらえなくなった時代に、私たちはどう対応していくのか。新たな課題が残った。(一部抜粋)
 
ソース:熱血!与良政談:尖閣ビデオが示すこと=与良正男 – 毎日jp(毎日新聞)

 一方、毎日変態新聞のヨラ・ジョンナム論説副委員長の焦りは相当なものだw ただ、だからと言って新聞やテレビがこの事件について黙って手をこまねいていたとは思わない。 むしろ第一報の出遅れを取り戻そうとその後は攻勢に転じた。
 今回のYouTubeでの流出が空中戦だったとすれば、マスコミの報道は文字通り記者たちが地面に這いつくばって取材して稼いだネタで詳報を重ねていく地道な地上戦であった。 そしてそれらは日々飛び交う玉石混交のネットの情報との比較において質で上回っていたとも思う。
 これは取材源であるsengoku38氏が任意での事情聴取に応じ、警察の監視下に置かれたことが幸いしてのことであり、容疑者であるsengoku38氏が事実上外部との接触を遮断された状況下ではサツ回りの記者などの地道な取材活動が質量ともにモノを言うからに過ぎない。
 果たして、今回のような「流出」ではなくマスコミへの「リーク」といった方法をとった場合実際どうなるのだろうか? はからずもヨラ・ジョンナムが吐露したように、もしsengoku38氏が映像を直接YouTubeに投稿せずマスコミに持ち込んでいたとしたら、果たしてここまで多くの国民が知るところとなったかは甚だ疑問である。 以前にも紹介した日中記者交換協定などの存在もあり、事実上中国共産党の機関紙である朝日新聞を筆頭にこの国のメディアが常に中国様の顔色を伺っているのは周知の通りだ。 したがって、その行為の是非はともかく、今回のsengoku38氏が当初期待していた結果を得るためにはやはり今回のような「流出」しかなかったと思われる。 それぐらい日本のマスコミは病んでいる。 マスゴミと揶揄される所以だ。
 さて、ヨラ・ジョンナムが悲嘆するようにマスゴミは日々そのレゾンデートルを喪失しつつあるが、前述したように彼らが強力な取材能力を有していることに変わりはなく、ネットの情報も未だその多くが一次ソースを彼らに頼っているのも事実だ。 しかし、彼らが今後も記者クラブ制度に代表されるような権威主義に胡座をかき続けるなら、その落日は早まるばかりだろう。
 今回の尖閣ビデオYouTube流出は、既存のメディアの在り方を問うという意味でも報道史上のメルクマールとして長く記憶される事件となることだろう。

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