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Food & Drink

「製造:中華人民共和国」からの解放

 話は昨年の秋にさかのぼる。
 僕は何を隠そう吉野家の牛丼が好きなのだが、近所に行きやすい店がないこともあり、年間でも行けるのはせいぜい10回ほどである。 多くの場合一ヶ月以上「吉牛」を食べられていない状況で行くので、その飢餓感たるや激しいものがある。 それもこれも他の牛丼チェーンにくらべて吉野家の店舗数が非常に少ないことが原因である。
 こんなことを書くと「別に吉野家じゃなくても松屋やすき家でいいだろうに」と思われる方もいるかも知れないが、松屋やすき家の牛丼が吉野家より美味いと思っているような味覚しか持ち合わせない人間とは口もききたくないし、特にすき家の牛丼なんか食うぐらいだったら一食抜いた方がよっぽどマシだと思っている(異論は認める)。
 最も頻繁に利用していた三宿店(近所に資材の仕入れ先がある)がリニューアルと見せかけて閉店して以降、自宅に最も近い駒沢店が頼みの綱だったのだが、駐車場がないので行ったことがなかった。 だが、或る日無性に吉牛が食べたくなり、246沿いの100円パーキングにクルマを停めて駒沢店に向かった。
 しかしそこにあるべき吉野家は何処を探してもなく、「確かここだったはず」の場所にあったのは「日高屋」という中華食堂チェーン。 どうやら吉野家駒沢店は三宿店に続いて閉店の憂き目に遭ったようである。 経営母体である吉野家ディー・アンド・シーが持株会社化に伴い社名を吉野家ホールディングスに変えたあたりから地元世田谷区の店舗数は減少の一途を辿っている。 吉野家がその経営資源をどう再配分しているのか顧客の一人としては知る由もないが、多くの吉野家ファンが身近に店舗がないことを理由に離れていっていることは厳然たる事実である。
 さて、わざわざ100円パーキングにクルマを停めてまで訪れた幻の吉野家駒沢店である。 不本意ながらこの際諦めて日高屋で食事をしていくことにした。 この日高屋は東京、神奈川、埼玉、千葉の関東四都県に展開する中華料理チェーンであり、「餃子の王将」の亜流みたいなイメージ。


 初めて見る日高屋のメニュー。 そこに発見があった。 「お持ち帰り用冷凍餃子10個入り特別価格220円」。 なにせ普通に店内で食べたら5個で190円の餃子である。 店で餃子は頼まなかったので味はわからないが、そのコストパフォーマンスに惹かれて試しに買って帰ることにした。
 早速食べてみると、中身は野菜が多めで皮がもちもちしていてなかなか(゜Д゜ )ウマーなのである。 それまではスーパーで売られている国産の冷凍餃子を食べていた僕だが、日高屋の冷凍餃子を食べてからというもの、これを常に冷凍庫にストックしておくことで、スーパーで売られている各種冷凍餃子のパッケージ裏面の「製造:中華人民共和国」の文字に((((;゚Д゚))))ガクブルする恐怖から解放されたのだった。
 というわけで日高屋のお持ち帰り用冷凍餃子、おすすめである。

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