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Sounds Good

森の木琴

 あらためて受信トレイを見てみると、その3月9日付けのメールにはURLの他に「木琴を作りました!」と、ただそれだけ書かれていた。
 元来、口数の多い男ではない。 ただ、酒が入るといくらか饒舌になる。 そういうところは僕と似ているのかも知れない。 メールの文面も友人のそんな人柄をよく表している。 そんなことを思いつつ記されているそのURLを踏んでみる。 ドコモの携帯電話のサイト? 「森の木琴」 たぶんこれだ。

 ムービーを閲覧後、思いつく限りの賞賛の言葉で埋め尽くされた返信メールを送りつけてから二日後の夕方にはその当人と福岡で会う予定だった。 酒の肴にメイキングムービーのフレームの外にある製作秘話や苦労話を訊くつもりだった。 が、搭乗予定の便の出発30分前に東日本を襲ったあの地震ですべてが吹っ飛んだ。 カタストロフィーは何の予告もなく突然やって来た。
 あれから一ヶ月余り。 鬱蒼とした森の中、友人が作った木琴の音色が印象的なあのムービーがYouTubeにアップされたのをきっかけに海外で大ブレイクしているという。

ドコモのCMを外国人が大絶賛「おおおおぉぉ! アメージング!」 – ロケットニュース24

 安い中国産などに取って代わられて国産の間伐材が割り箸などに利用されなくなったことが日本の林業に深刻なダメージをもたらしている。 国連の場で日本だけがCO2を25%削減しますと宣言するような鳩山脳に侵されたエコロジー信者はこぞってマイ箸を持ち歩き、飲食店はそれまで使っていた外国産の間伐材から作られた割り箸をやめて繰り返し使える樹脂製の箸に代えた。 この場合最も望ましい解決策は、消費者も店側も多少のコスト負担を甘受し国産の間伐材から成る割り箸を受け入れることだったが、現実は先に書いたようにまったくおかしな方向に進んでしまった。 この携帯電話の開発はそうした間伐材を地産地消しようとする試みのひとつであり、こうした動きが広まっていくのはとても良いことだと思う。
 メールしてみたら友人もこのムービーが海外でも絶賛されていることを知っていて、「ギネスは一応申請してます」との返事。 あいかわらず口数の少ないメールだが、たぶんこれは木琴の長さについてギネスブックに申請をしたのではないかと思われる。 たぶん過去にこんな長さの木琴を作った酔狂な人間は存在しないと思うので申請が受理されればギネスブックに掲載されることになるのは間違いないだろう。


 
TOUCH WOOD 森の木琴プロジェクトサイト

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