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蹴球狂の詩, 号外

It’s Not A Miracle !



 たぶん10回戦ったら最悪10回負けるか、さもなくば仮に最高の結果だとしても1回勝って2回ぐらいは引き分けることができるか。 客観的に見て日本とアメリカにはそのぐらいの差があったと思う。 事実今回も延長を含めフルタイムの中ではあくまで引き分けであり、その引き分けも日本が絶体絶命の状況に追い込まれながらも驚異的な粘りで追いついたものだった。
 戦前のマスコミの予想はその多くが希望的観測込みで「日本が2-1で勝利」というものだったが、僕個人は今の日本がアメリカに勝つには今回のような延長PK決着しかないと思っていた。 説明するのは難しいが、「時の運」という勝負には不可欠な要素がなにやら日本に味方してくれているような気はしていた。 長年アメリカの壁に弾き返されてきた女子ソフトボール日本代表が北京五輪の決勝でその壁を超克したような、最後の大一番という舞台設定がもたらす時空の歪み(笑)のようなものがアップセット(日本は現状ランキング4位なのだから「ジャイアントキリング」という言葉は相応しくない)を起こす可能性は低くないと思っていた。
 しかし、最終的に日本を勝利に導いたのはもちろんそんな観念的な要素ではなく、ただひたすら物理的な彼女たちの頑張りそのものであった。 そもそもがバンタム級とライトヘビー級のハンデ戦。 圧倒的なパワーとスピードを前にしてもひるまずに自分たちのサッカーを貫き通した姿勢、先手を許してもすぐに追いつくタフネス、絶対にあきらめないハートの強さ。 これを「奇跡」というのは彼女たちに失礼だろう。
 なでしこジャパン、世界一おめでとう! これで日本代表は男女とも「非公式サッカー世界王者」のタイトルを手中にしたことになる。 今はただこの瞬間を心に刻みたい。
 
Japan take women’s UFWC title in World Cup win
 

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