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Odyssey

欧州蹴球競馬旅 Episode 3 ナヴィリオの骨董市

 イタリアダービー翌日。 前日にミラノ在住のAさんからナヴィリオの運河沿いで骨董市が開かれているとの情報を得ていたので行ってみることにした。 ちなみにこのナヴィリオにはインテル不動のカピタン(キャプテン)・サネッティがかつてインテルで同僚だったグリエルミンピエトロ、ヴィヴァスとともに共同経営するアルゼンチン料理のレストラン「エル・ガウチョ」もある。 今回の旅のコンセプトからすれば是非とも行ってみたいところだ。


 地下鉄でポルタ・ジェノヴァへ。 ナヴィリオの運河沿いは既に多くの人々で賑わっていた。 運河沿いにたくさんの露店が並ぶ。 家具から小物までありとあらゆるものが売られている。 古いプリントを売っている店で数点購入。 今回は店用の買い付けもしなければならないのだがここで買ったのは自宅用。

 焼き栗の屋台を見つけたので買ってみた。 日本で見かける天津甘栗との大きな違いはその焼き加減。 かなりのディープローストで殻はおろか中の実も一部焦げているほど。 だがそれがいい。 余計な味付けもなくシンプルな栗本来の味わいがある。 ワインに合いそうだ。 僕の中で天津甘栗は完全に終わりを告げた。 もう二度と買うことはないだろう。
 結局サネッティの店を見つけることは叶わず、僕らはふたたびサンシーロへ向かうことにした。 サンシーロといっても今日はスタジアムではなく競馬場である。 以下のグーグルの地図の左下に見えるのがサンシーロスタジアムであり、その右に隣接するのが「トロッター」という繋駕速歩競馬(けいがそくほけいば)の専用トラック、画面の上半分を横いっぱいに占める大きなトラックが平地競走(ギャロップ)つまり日本でいう一般的な競馬場である。


 
 偶然とはいえ僕らの今回の旅のテーマ「Pitch and Turf」をまたとないないかたちで具現化した場所であるサンシーロ。 正味二日という限られたミラノ滞在のなか、僕らがその両日ともここに足を運ぶ理由である。

 昨夜とは逆の方角からアプローチしたサンシーロスタジアムはまったく違う表情を見せた。 スタジアムに実際に行ってみるまで疑問だったのが外側に何本も立っている太い縞模様の柱。 これは単なるデザインなどでは当然なく、いわゆる螺旋階段状にクルマを吐き出す立体駐車場のスロープの「人間版」なのであった。 昨夜スタジアムを後にする時、この巨大な縞模様の柱の中を人影がぐるぐる回っているのを見た時は正直吹き出しそうになった。 しかしこれは実に良く考えられたもので、スタジアムに来る時とは違い大群衆が一気にスタジアムを後にする試合終了時、出口が限られた階段だけだとそこに人が殺到して危険な状態になることも考えられる。 何と言ってもここは8万人を収容する巨大なスタジアム、螺旋階段を通じて緩やかに人が排出されるこのつくりは安全上とても理にかなっているのだ。
 昨夜の喧騒が嘘のような静寂に包まれたサンシーロスタジアムを横目に見ながら競馬場へ。 事前に仕入れたAさんからの情報によればイタリアではいわゆる平地競走よりもトロッターの方が盛んなのだという。 当然僕らも日本では見ることができない(70年代までは行われていた)トロッターを観てみたかったのだが、このサンシーロでのトロッターは昨日に行われておりこの日はギャロップのみ。 そんなわけでサンシーロ競馬場(Ippodromo del Galoppo)へと足を踏み入れたのだった。

 
つづく

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