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Odyssey

欧州蹴球競馬旅 Episode 4 サンシーロ競馬場

 サンシーロ競馬場の入場料は日本に比べると高い。 男性€5女性€1。 男女でここまで差をつけなくてもと思うのだが、イタリアにはイタリアの事情があるのだろうから深入りしない。 この日は日曜だが客はまばら。 インフォメーションでプログラム(€1)を購入してオジサンたちが場立ちしているエリアへ侵入。 日本同様予想屋のブースもある。 どうやらここにいる人達は目の前の平地競走はもとより、イタリア各地で併催されているレースの予想もしているようだ。 モニターではちょうどトレヴィーゾで開催されているトロッターが生中継されていた。
 しかしながら驚くのは併催レースの数。 国内各地で7~8箇所が同時に行われている。 この状況ではある程度勝負するレースを取捨選択しないと予想などできるはずもない。 さぞかしオジサンたちも頭脳をフル回転させているのだろうと思いきや、日曜開催のセリエAデーゲームの生中継を真剣な表情で見ていたりする。 客層は年配のオジサンがほとんど。 若者や女性、家族連れはほとんど見かけない。

 とりあえずパドックへ。 出走表を見るとそこには見覚えのある名前が・・・。 震災直後の今年のドバイ・ワールドカップをヴィクトワールピサで制し、悲しみに沈んでいた日本に歓喜をもたらしたミルコ・デムーロ騎手と、その翌日の高松宮記念をキンシャサノキセキで勝ったウンベルト・リスポリ騎手の名前が! 実際にここに来てみるまで今やスターどころかスーパーなイタリアンジョッキーたちがここサンシーロを主戦場にしていることにまったく思い至らなかったこちらの想像力の欠如がもたらしたサプライズではあるが、彼らはそこで普通にレースをしていた。 もしかしたら・・・とフランキー(デットーリ騎手)の名前も探してみたが、彼はそれこそ世界中を飛び回っていてほとんどイタリアでは騎乗しないそうでその名前はなかった。
 思いがけず売れっ子騎手たちを間近に見られるという幸運に一気にテンションが上がってきたサンシーロ競馬場。 これはもう馬券を買うしかないのだが、日本のようなマークシート方式ではなくオジサンたちは窓口で口頭で馬券を買っている。 これはハードルが高い。 とりあえず単勝馬券は世界共通だろうということで窓口でプログラムを見せて馬名を告げ、ポケットの小銭€6を差し出し、浴びせられた質問に適当にうなずいたらどうにか買えた。 プログラムには日本同様各馬の直近のレース結果や体重の推移が記されているようなのだが、締め切りまで時間もなかったこともあり細かいデータを精査する余裕もなく、妻の「迷った時は芦毛にしろ」の一言でミルコ・デムーロ騎手の実弟でやはり日本でのレース経験もあるクリスチャン・デムーロ鞍上の「アイリッシュ・アプローズ」の一点買い。 結果として穴狙いの馬券となり、見事に外した。



 サンシーロ競馬場の外周は3,200メートルと長く、直線は900メートルもある。 このレースも直線だけだった。 それから数レース。 薄暮の時間までパドックで馬の気合いを、コース脇で返し馬を、スタンドでレースを追った。 レース毎に簡単な表彰式が行われ、そのまま検量が行われる建屋に隣接するエリアにも簡単に近づけるのでこれも見に行った。

 リスポリ騎手もデムーロ騎手も度重なる来日で既に日本の競馬新聞を読みこなし簡単な日本語なら話せるほど。 サンシーロまで観に来ていた日本人が珍しかったのだろうか、リスポリ騎手は僕に「コンニチハ!」と挨拶までしてくれた(上の動画)。
 イタリアダービーのオマケのつもりでセットしたサンシーロでの競馬観戦は思わぬスーパージョッキーたちとの出会いもあって昨夜以上?の興奮をもたらしてくれたのだった。

 
つづく

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