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Odyssey

欧州蹴球競馬旅 Episode 14 乗り物

 今回は移動が多い旅だった。 東京→ロンドン→ミラノ→ロンドン→パリ→ロンドン→東京という行程。 そうした都市間の移動には航空機と鉄道を使い、それぞれの都市でも公共交通機関を使った。 考えてみたらタクシーは一度も乗らなかった。 逆に言えばタクシーの必要性が希薄なことこそが都市の必要条件なのだろう。
 やはりヨーロッパを代表する三都市を巡ったので、それぞれの都市の地下鉄は印象的だった。 ミラノは前回貸切バスでの移動だったので公共交通機関を利用するのは初めて。 在住者のAさんによれば、ミラノの地下鉄は地上から土を掘って車輌が通る溝を掘った後に蓋を載せる「開削工法」なので、地面から比較的浅い深度に軌道がある。 東京では銀座線などがこの工法の代表格だ。 まだそれほど路線網が複雑ではないミラノならではである。 そういえば銀座線って僕が東京に来た頃はまだ駅に入線するたびに一瞬ブラックアウトしてたがいつの間にかそれもなくなった。


 車輌には新旧いくつかの種類があるが、たぶんこれは一番古いものだと思われる。 昔の日比谷線的な感じだろうか。 ミラノの地下鉄駅構内は街同様照明が暗い。 基本的に必要最小限の照度しかない印象。 ただ、慣れれば日本のようにフラットな明るさの方がむしろ過剰に思えるかも知れない。 心地良い暗さと言えば聞こえはいいが。


 そんな地下鉄よりも路線網が遥かに充実しているのがトラム。 初日にAさんの案内で何度か乗せてもらったおかげで「場慣れ」したせいか二日目はけっこうトラムやバスで移動した。 チケットは地下鉄、トラム、バスすべて共通の48時間フリーパス(€8.25)を購入していたのでいちいち買う必要もなく旅行者にはとても使い勝手が良い。 上の動画はそのトラムの中でも一番古そうな車輌。 トラムについてはこのサイトが詳しい。


 パリでの移動はぜんぶ地下鉄だった。 わざわざ自分でドアを開けなければならない寒冷地のローカル線みたいな仕様もあいかわらず。 ちょうどカンヌでG20が開かれていたこともあってかやたらと警官の姿が目立ったパリ。 乗り換えの地下通路のみならず時には車両の中でさえ演奏しているストリートミュージシャンの姿も昔のまま。 でも車両の中だとストリートじゃなくてキャビンミュージシャンか。


 メトロポリタン線やディストリクト線などを除きロンドンの地下鉄の車輌はとにかく小さい。 シールド工法によるピカデリー線だが、当時の掘削技術のせいかトンネルの直径も最小限のサイズ。 したがって車輌もそのトンネルの内壁をかすめるようなサイズしかない。 アーセナルの試合の日はこの狭い車両が大男たちで文字通り天井まですし詰めになる。


 そんなわけで圧迫感満載のチューブもそこそこに途中からはずっとバスで市内を移動した。 ロンドン在住の友人はほとんど地下鉄には乗らず、日常何処へ行くにもすべてバスで移動するという。 たしかに慣れてくるとバスの方が断然快適だ。 中心部は本数もかなり多いのでバス停でもそんなに待たされることもない。 ワンデイ・トラベルカード(£8/オフピーク)は地下鉄とバス共通なので乗車の際にドライバーに提示するだけ。 旅行者には使い勝手がいい。 在住者はオイスターカードを使う。


 「競走馬の聖地」ニューマーケットまでは鉄道を利用。 ロンドンからケンブリッジまではNational Rail、ケンブリッジからニューマーケットまではNational Expressと運航会社が異なる。 その昔British Railだったものが分割民営化されたもの。 幹線と支線みたいな関係と思われる。 動画はニューマーケット駅に入線するイプスウィッチ発ケンブリッジ行の気動車。 このページに貼った動画のなかで唯一ハンディカムで撮影した映像。 他のものはすべてiPod touchで撮影。

ATM, Azienda Trasporti Milanesi
ratp.fr – Accueil
Transport for London

 
つづく

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