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夏祭り考

 この街に越してきて6年になるが、初めて観に行った。 桜新町ねぶた祭り。 どうせたいした祭りじゃないだろうと思っていたのだが、今年はやたらポスターが目についたので興味本位で行ってみたのだった。
 行ってみて驚愕した。 祭りそのものではなく人の多さに。 もちろん近隣からも人が集まってきているのかも知れないが、桜新町にはこんなに人がいたのか!と呆気にとられた。 駅前通りとサザエさん通りを埋め尽くす人、人、人・・・。 その人たちが道の真ん中を空けて今か今かと待っているねぶたの山車の方はというと、東京の道路事情を過剰に考慮したのか単に予算の関係なのか見事にスケールダウンしていてなんとも可愛い代物になっている。 とりわけ桜新町ならではのサザエさんのねぶたはでっかい行燈状のもので、いかにもやっつけ仕事の域を出ない。 これを観るためにこれだけの人がこの街のメインストリートに大挙押し寄せるとは・・・。

 僕を含め東京は田舎者の集まりだから祭りそのものは大好きなのだろうが、悲しきかな東京には大した祭りがない。 故郷を遠く離れ、各々が心象の中にあるはずの「自分の祭り」に飢えている人々の、その欲求を満たしてくれるに相応しい祭りがない。
 祭りとは精神の解放である。 小さく御行儀よくかしこまった枠組みの中ではそんなこと望むべくもない。 やはりねぶたを観るために今度こそ青森に行こうと思う。 あ、これって青森県の観光課的には狙い通りなのか(笑)。
 個人的にはこういう夏祭りの「光り物」系でいまだに心の大部分を占めているのは子供の頃に観た福岡の西鉄路面電車の花電車(ストリップ小屋で凝視するやつではない)。 今の節電の風潮じゃないけど石油ショックで電気が灯らない年もあった。 もちろん青森のねぶたのスケールからすればだいぶ格下になるのだろうけど、子供心には夢のような美しさだった。 で、探してみたら、福岡ではなく北九州の花電車の動画を見つけた。


 こちらは東芝=サザエさんの花電車だが、福岡のは日立が協賛してたような印象がある。 子供の頃の福岡の夏の思い出は、地元で行われた唐原祇園山笠と筥崎宮の放生会(ほうじょうや)に響くちゃんぽん(ビードロ)の音、怖い印象しかなかった傷痍軍人、そしてこの花電車(=どんたく)だった。 今にして思えば福岡の夏は盛りだくさんだった。

 
東京新聞:胸躍る ねぶた今年も 「本場」からハネト、山車も:東京(TOKYO Web)

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