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Asian Affair, Critique

言葉の欠如

中国に進出しているアウディの販売店が掲げた「日本人は皆殺し!尖閣諸島は取り返す!」のダンマク

 In the beginning there was the Word. —– はじめに言葉ありき。 誰もが知るヨハネの福音書の冒頭の一節。 だがそれは文明国の話。 はじめに暴力ありきなのが今の中国である。
 今回の反日テロまたは暴動。 報道では「こうした暴徒は全体のひとにぎり、たった5%に過ぎない」とか日本のマスゴミは今回の反日暴動の矮小化に余念がないが、0.5%ならまだしも5%はかなりの割合だ。 そもそも中国の人口は13億5,000万人。 その5%となるとざっと日本の人口の半分ぐらいが暴徒化してることになる。 まさにリアル・バイオハザードだ。 少なくとも日本人は上映中の新作を劇場で観る必要はないだろう。 現実に起こっていることを映画館でわざわざ追体験する必要はないからだ。 中国投資のお先棒を担いできた国内メディアが積極的に中国の惨状を伝えることなど絶対ないだろうが、今回の暴動の実態は「中国住み」さんのツイートを眺めていれば一目瞭然だ。
 持論というか私論だが、共産主義はもとより、そもそも漢字発祥の国にして正式な繁体字を捨て去り簡体字にしたあたりからこの国の愚民化が一気に加速したと僕は考えている。 今も繁体字を使用する台湾との民度の圧倒的な差は如何ともし難い。 ちょうど日本のゆとり教育がそうだったように、簡略化は愚民化に通じる。 円周率は3.14なのであって3ではない。 やはりいつの時代でも物事は正確に教えられるべきだ。
 そもそも現在中国で使われている言葉には多くの「和製漢語」が混じっている。 いやむしろそれなしでは成立しない。 「中華人民共和国」という国名さえも「中華」以外は和製漢語。 「中国共産党」に至っては完全な和製漢語、つまり日本語だ。
 新しい事物や概念が西洋から伝えられたりすると日本人は表意文字である漢字の特性を生かして言葉を生み出していった。 英語では絵を鑑賞する施設も標本を鑑賞する施設も「Museum」だが日本語ではそれぞれ「美術館」と「博物館」である。 原語よりも細分化されているのだ。 中国や朝鮮はそれら日本の発明を逆輸入するだけでよかった。 かつて漢字が伝播したルートを逆行し、華夷秩序でいう「下層国」から文化が遡上したのである。
 ただ、時代の変化とともに日本が外来語をそのままカタカナで表記するようになって中国は困った。 テレビジョンが発明された時に日本ではそれをそのまま「テレビ」とした。 「コンピューター」もそのまま表記した。 中国は「電気」という和製漢語を元に前者を「電視」、後者を「電脳」とした。 これが最初で最後の成功例で、以後は漢字の表意文字の特性を十分に使いこなせないばかりか、ただ原語の音に当て字をする「真の思考停止」状態に陥ってしまったのである。 照相机(カメラ)、机器人(ロボット)、哆啦A夢(ドラえもん)、卡拉OK(カラオケ)・・・。 いずれの単語も中国から伝えられた漢字に万葉仮名を組み合わせることで独自の言語文化を生み出した我々日本人ならもう少しマシな字を思いついたはずだ。 漢字、ひらがな、カタカナを複雑に使いこなす我々日本人の言語はその思考をも複雑化する。 そこには短絡が生じにくいのだ。 それ故に中国のようにいきなり暴力に訴えたりすることがない。 そのありようが外から入ってくる事物に寛容な今の日本人を形成していったと思う。
 そんな我々にも言葉を奪われる危機があった。 今ちょうどNHKで渡辺謙主演の吉田茂ドラマをやっているが、GHQは日本の軍国主義化の原因のひとつに漢字を挙げ、その複雑怪奇な文字の習得に時間を取られまともな学問を受けられなかったからだとして全廃しようとした。 当時は志賀直哉が「日本語を廃止してフランス語を公用語にすべし」というトンデモ論を説いたり、朝日新聞ではなく読売新聞が社説で漢字廃止を説く時代。 敗戦のショックも手伝ってか、当時の進歩的言論人がいかに精神に異常をきたしていたかがよくわかる。
 吉田はすぐの漢字全廃は無理としてそれまで4000字以上使われていた漢字を1850字まで大幅に削った当用漢字を設定して抵抗したものの、漢字の廃止に固執するGHQはこの当用漢字をすべての日本人が使いこなすことができるかどうかテストを実施し、その結果によっては漢字を全廃し日本語をアルファベットを用いたローマ字表記にするとした。 被験者として当時の配給台帳を元に15歳から64歳までの2万人が無作為抽出されて実施された漢字テストの結果、日本人の識字率が100%に近いことが証明されてローマ字化が回避されたが、それでも漢字全廃を目的とした当用漢字の発表以降、我が国も少なからず愚民化の方向に進んだと考える。 繰り返すが簡略化は愚民化に通じるというのが僕の持論だ。

新華網に掲載されたイラスト「悪い愛国」と「良い愛国」

 話がやや脱線したが、新聞にこんなイラストまで描いて今さら国民を教化しないといけないという時点で恐らくは未開国家なみの中国人の識字率なのだろうが、その「良い愛国」の方にもさりげなく日本製品のボイコットを呼びかけたりとかしていて(笑)、中国政府は自分たちがWTOに加盟していることの自覚すらないらしい。 日本もいつまでも反日を反共産党のガス抜きに利用するような国に生産拠点を設けたり、ありもしない広大な(笑)市場を求めたり、ODAを垂れ流している場合ではない。 外交の鉄則は「近攻遠交」。 民間はともかく国家はしたたかにこの厄介な隣国と付き合うべきだが、チャイナスクールが最終学歴の外交官しかいない今の害務省ではまず無理だろう。
 反日で狂人と化した江沢民のバカが愛国教育やる前はここまで酷くはなかったはずだから、言語を筆頭にやっぱり教育って大事だなと。 もちろん「たったの」5%の人たちに過ぎないのだろうけれど4000年の歴史を経ても土人にしかなれないようじゃ困ったものである。 まあ日本は売国無罪、愛国有罪みたいなとこあるから、中国と足して2で割るとちょうどいいんだろうけど。

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