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Critique

目糞鼻糞

 大阪市の橋下市長と週刊朝日のバトルは橋下市長の大勝利に終わった。 もとより週刊朝日はあの日刊ゲンダイ(ヒュンダイ)と似たような論調である。 ただゲンダイが書いても「あーゲンダイね、はいはい」で終わるような記事も週刊朝日だとそうもいかない。 今号は完全に常軌を逸していた。

 朝日新聞デジタル:週刊朝日の連載中止 橋下氏巡る不適切な記述で – 社会

 週刊朝日を発行する朝日新聞出版は朝日新聞社の100%子会社であり、朝日と同様に築地の人民宮殿内に本社がある。 現編集長も朝日新聞出身であり、両者は完全な一枚岩である。
 河畠大四・週刊朝日編集長は「同和地区などに関する不適切な記述が複数あり、連載の継続はできないとの最終判断に至った」としたうえで、「橋下市長をはじめとした関係者に改めて深くおわびする。 不適切な記事を掲載した全責任は当編集部にあり、再発防止に努める」と謝罪したが、朝日新聞は2009年にも東京本社編集局の校閲センター員(当時49)が2ちゃんねるに「失語症躁鬱ニート部落民は首つって氏ねよ」などと書き込みしていた事実もある。 紙面で見せる同和問題などへのスタンスとは真逆のマインドを持つ社員を多く抱えるのが朝日新聞社であることは既に良く知られるところだが、今回の週刊朝日の記事も同社のそうした姿勢が図らずも露呈したと言えるだろう。

 asahi.com(朝日新聞社):本社編集局員、差別表現をネットに投稿 – 社会

 そもそも橋下市長率いる日本維新の会という怪しい政治集団。 活字メディアが血相変えて叩かなければならないほどの存在なのかというその前提からして間違っていると思うのである。 客観的に見ればその人気は関西限定に過ぎず、全国区で見れば単なる「色モノ」でしかないのが現状の一地方自治体の首長で一政党の党首を、その血脈を辿ってまで叩く執拗さは異常というほかない。
 それにしてもこの全社挙げての迅速な謝罪。 この件について部落解放同盟が沈黙しているのが不気味ではあるが、今回の謝罪をもって水面下では既に双方で手打ちしているのだろう。 やはり系列のテレビ朝日報道ステーションではアンカーの古舘伊知郎が「見出しの “DNAをさかのぼる” そこから間違ってる」と触れたので、「身内」を厳しく批判するかと思いきや間髪入れずに「お天気まいります」と逃亡。 「ハシシタ」の記事を執筆した張本人の佐野眞一を数日前にスタジオゲストに呼んだばかりの報道バラエティ番組にとってこの話題に深入りすることは自殺行為に等しい。 打算を絵に描いたような古舘伊知郎の刹那の表情はそのまま額装して二科展あたりに出したくなるようなものだった。
 週刊朝日の場合、叩く対象である人物の冴えない表情を表紙に持ってくるのがやり口だが、今回の橋下市長の写真も酷い。 おそらくは何らかの加工が施されていると思われるが、片側から強いライトが当てられて顔の左右で明暗が別れ、その非対称性や二面性を必要以上に際立たせる写真となっている。 切り取られた表情にも悪意を感じさせる。
 同誌はこれまでも一貫して保守派の政治家はしかめっ面や苦悶の表情を表紙にする一方で、リベラル派や売国奴、バカな政治家は精悍な表情を表紙に使う極めて異常な編集方針を堅持してきただけに、今号の表紙を見る限り橋下市長を「保守派」と見ているのだろうが、その前提も間違っていると思う。 もっとも朝日新聞社的にはリベラルで親中派で左巻き以外はみんな叩く対象なのだろうが味噌も糞も一緒にしてもらっては困るのだ。
 さらに週刊朝日の場合、たかが数十日先の未来についての見識も怪しいなかで記事を書いていることが明らかになっている。 2009年の政権交代直後の9月18日号の中吊りは、民主党政権によって切り拓かれる「はずの」未来について意気揚々とした内容だが、そのわずか三ヶ月後の12月18日号の中吊りはそれを自ら全否定する有様である。
 ここまで節操がなくてもやっていける生業(なりわい)というものを僕は他に知らないが、その変節ぶりは戦前戦中は大本営発表そのままの紙面を作り続けたものの、戦後は一転して反政府的な論調に転じた親会社の朝日新聞そのものである。 変節はむしろ社是なのだろう。 週刊朝日や朝日新聞はそうした自らの汚れた血脈やDNAをつまびらかにすることから始めたらどうだろうか。
 

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