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Critique

工作員の断末魔

131128a 特定秘密保護法案がいよいよ成立間近となった。 「スパイ天国」と揶揄される我が国も国家機密保全に関して少しは普通の国に近づくことになる。 特定秘密保護法案は『日本の安全保障に関する情報のうち「特に秘匿することが必要であるもの」を「特定秘密」として指定し、取扱者の適評価の実施や漏洩した場合の罰則などを定めることを目指す法案(Wikipedia)』である。
 こうした国家秘密に係るスパイ行為等の防止に関する法律案はこれまでもたびたび議論されてきた。 古くは西山事件を契機としてその必要性が議論された佐藤内閣の機密保護法、中曽根内閣のスパイ防止法、そして最近では尖閣ビデオ流出事件で痛手を負った民主党が野田内閣の時に提案した秘密保全法。 手を変え品を変えてのこうした試みは、そうした法案が成立することによって取材活動を制限され刑罰を課されることを恐れる新聞・テレビら大手マスコミらの反対キャンペーンによって反対の世論形成がなされ、そのいずれもが廃案の憂き目に遭ってきた。
 今回もこれまで同様マスコミの脊髄反射的な反発は激しく、新聞紙上のみならず系列のテレビ局でも朝の情報番組から昼のワイドショー、夜のニュース番組と終日この特定秘密保護法案への反対キャンペーン一色だった。 国家機密という一般の国民からは最も距離感のある話題をこれでもかというほどお茶の間に持ち込み、「国民の知る権利」を連呼して我々を盾に一方的に自分たちの主張をゴリ押しした。
 そんなマスコミ各社である。 先述した「尖閣ビデオ流出事件」の時には当然「国民の知る権利」という金科玉条から、その経緯は別として映像が公開されたことに対しては当然肯定的に捉えていたはず・・・と思いきや、朝日新聞、毎日新聞、北海道新聞の三紙はその逆であった。

 
朝日新聞:尖閣ビデオ流出――冷徹、慎重に対処せよ
政府の情報管理は、たががはずれているのではないか。(中略)流出したビデオを単なる捜査資料と考えるのは誤りだ。その取り扱いは、日中外交や内政の行方を左右しかねない高度に政治的な案件である。それが政府の意に反し、誰でも容易に視聴できる形でネットに流れたことには、驚くほかない。(中略)仮に非公開の方針に批判的な捜査機関の何者かが流出させたのだとしたら、政府や国会の意思に反する行為であり、許されない。

毎日新聞:尖閣ビデオ流出 統治能力の欠如を憂う
漏えいを許したことは政府の危機管理のずさんさと情報管理能力の欠如を露呈するものである。(中略)この政権の危機管理はどうなっているのか。(中略)国家公務員が政権の方針と国会の判断に公然と異を唱えた「倒閣運動」でもある。由々しき事態である。厳正な調査が必要だ。

北海道新聞:尖閣ビデオ 流出は誰が、何の目的で
まず突き止めなければならないのは、映像の出どころだ。(中略)問題は政府の情報管理のずさんさである。(中略)一定の期間は非公開としても、本来は国民に開示すべき情報だ。いつ、どのように開示するのか、政府があいまいなままにしてきた結果が今回の事態を招いたとも言えよう。(中略)あるいは流出の裏に、日中関係の修復に水を差そうとする意図があったのだろうか。ゆゆしき問題である。

ソース:新聞の社説――現在「知る権利を守れ!」 3年前「尖閣ビデオ流出は許せない!」 – ガジェット通信

 このいずれもが常に中国寄りの報道姿勢で定評があり、かつまた民主党応援団の三紙であることはまったくの偶然であろう(笑)。 ガジェット通信の記事は「情緒的に民意を煽り、自分たちに都合のいいように主張を変えるマスメディアの情報に流されることなく、真実を見極めたいものである」と結んでいるが、まったくその通りである。
 また、今回はこうしたマスコミに加えて自称ジャーナリストの連中もお得意の妄想力を極限まで発揮して世論を煽りまくった。 日本の都道府県の数すら知らない鳥越俊太郎に至っては何かタチの悪いクスリでもやってるんじゃないかと思うほどの暴走ぶりだった。 トゥルースリーパーをもってしても眠れない不安な夜を送っているのだろう。
131128b こうした自称ジャーナリストは、自身がアンカーやコメンテーターをつとめる番組などをフルに活用し、特定秘密保護法案のネガティヴな側面を誇張して無知蒙昧な国民に不安を植えつけた。 自ら特定秘密保護法案そのものを検証しようとせず、こうしたマスコミや進歩的知識人たちの煽りによって思考停止した国民の中には鳥越俊太郎と同じような妄想を抱く人々も現れた。
131128c いったい特定秘密保護法案のどこを取ったら「戦争する」とか「戦争まっしぐら」みたいな発想に至るのか? いくらなんでもファンタジスタすぎると思うのだが、一度鳥越脳に犯されるとなかなか立ち直るのは難しいのだろう。 あと僕は以前から子供を連れてデモに参加するという行為がまったく理解できないのだが、放射脳デモあたりでもよく見られる光景である。 子供をダシにするのはやめて欲しいものだ。 ちなみにこのご夫婦の目隠し前のご尊顔は中国人のそれのように思えた。 それなら納得である。
131128f また、特定秘密保護法案に反対する立場の人間がツイッターで拡散した4コマ漫画などは法案の実際とはおよそかけ離れたファンタジーとしか思えないお粗末な代物だったが、これらを真に受けて不安を掻き立てられ、居ても立ってもいられなくなった人々も少なからず存在したようである。 「女子力アップで撃退よ!」とかあまりに世の女性をバカにしすぎじゃないだろうか?
131128e この法案が通って「まずいことになるのは」安全保障に関わる国家機密を盗み出そうとしている工作員ぐらいのものなのだが、この女性は何がそんなにまずいことになりそうなのだろう。 まあ他国の命を受けた女工作員がテレビカメラの前で気軽にインタビューに応じることもないとは思うが(笑)。

 きっこのブログのきっこ氏が尖閣ビデオを流出させた元海上保安官の一色正春氏について「この特定秘密保護法案が施行されていたら懲役30年を食らっていた」といつものデマツイート。 以前に菅官房長官が委員会で「尖閣ビデオは特定秘密には当たらない」と答弁しているのだが、このデマツイートに脳死状態の脳科学者・茂木健一郎氏が「鋭い」と賛意を示したところ、当の一色氏本人に「本気ですか?」とツッコまれる一幕もあった。 反対派の妄想力は常人には理解し難いものがある。 彼我の認識の差は絶望的だ。
131128g この特定秘密保護法案が自民党とみんなの党、日本維新の会との修正協議のすえ衆院を通過した翌日の朝日新聞は、一面で延べ45時間に及んだ法案の審議時間を修正案の審議時間2時間と擦り替え、まるで法案全体が2時間しか審議されていないかのような印象操作をし、二面では「民意おそれぬ力の採決」と題した大型社説を掲げた。 朝日新聞は自分たちに都合が悪い法案が通るとすぐに「数の横暴」とか「強行採決」みたいなレトリックを持ち出すが、これこそがまさに民主主義。 委員会採決時に野党が議長席を取り囲んで採決を妨害する猿芝居はもう風物詩のようなもの。 テレビ中継されていることを過剰に意識した野党議員の「見てください!こんなに体を張って抵抗しましたよ!」という地元へのアピールタイム以外の意味はない。 だからみんな食って掛かってもその顔は委員長じゃなくテレビカメラの方を向けている。
131128d かのウィンストン・チャーチルは「民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが」という言葉を遺したが、多数決による採決こそが民主主義の真髄である。 まさにこれ以上の民主主義はない。 少なくともそれを党名に頂く民主党にツベコベ言う資格はない。
 そもそも民主党の遅きに失した対案は「国内テロ防止」と「スパイ活動防止」の部分を除外した骨抜き法案で、まるで民主党が抱えてる数多の工作員が自民党の原案に不満を表明した挙げ句自分たちが今後も諜報活動を継続できるように作ったとしか思えないような代物で、これを丸呑みしない限り賛成できないという滅茶苦茶な要求まで突きつけた。
131128j131128h もっとも民主党が対案を出した頃にはみんなの党とは修正合意し、維新も時間の問題というタイミング。 事実上民主党の対案は無視された。 政権を3年半もの長きに渡り担当したにも関わらずこのお粗末な法案への対応は、民主党という組織が機能不全に陥っていることの何よりの証左だ。 参議院では福山哲郎こと陳哲郎が与党の運営手法を批判し徹底審議を求めたが、民主党随一の半島系工作員である彼も特定秘密保護法案が成立すると路頭に迷うこともあり、審議入り冒頭から必死の形相で声を張り上げた。 まさに工作員の断末魔である。
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