前のエントリーの続き。 遅ればせながらタブレットを導入した我が家だが、やはりその大きさと重さゆえポケットに入れて持ち歩くほどの携帯性はない。 やはり長年使ってきたiPod–touchぐらいの大きさの端末も欲しい。 そんなわけで同じ格安(MVNO)SIMが使えるSIMフリー端末を探してみたが国内で「合法的に」販売されている端末は機種が限られる。 coviaやfreetelなど安価な端末もあるが、そのスペックやデザインに物足りなさは否めない。 そこで海外仕様の端末を物色してみた。
調べてみると今やアマゾンで簡単に購入できる。 一昔前にバンコクに出張した際に愛用していたノキアの携帯のSIMロックを解除しようとMBKに持ち込んだことがあるが、そんな時代からすると隔世の感がある。 ずいぶんと敷居が低くなったものだ。
で、辿り着いたのがEXPANSYSというディーラー。 1万円台でかなりの選択肢がある。 この価格帯だとさすがにLTEには対応していないものの、自分の使用状況から問題ないと判断してXperia–M–C-1905を購入してみた。 購入当時2万円を切る比較的安価なモデル。 もとより2万円以上の端末を買う気はない。 日本の携帯キャリアで売られてるXperiaにこういうエントリーモデルはない。 すべては端末メーカーの収益性重視であり、数年で使い倒せる安価なモデルはメーカーとしてはあまり旨味がないのだろう。
注文から4日後に香港から商品が届いた。 玄関先で関税500円をヤマト運輸のドライバーに現金で支払う。 箱の中には英語の説明書しか入っていないのでソニーモバイルの英文サイトで日本語の説明書をダウンロード。 電源を入れると英語のスタートアップ画面が表示されるので画面をスクロールして日本語化。 WiFi環境下でネットに繋いでAndroidとファームウェアを最新のものにバージョンアップ。 BIC–SIM(IIJmio)のSIMを挿してみたがアンテナピクトもちゃんと表示されている。 心配していたセルスタンバイ問題が発生するかどうかフル充電して一日使ってみたが、アンテナピクトが表示されているにも関わらずバッテリーの消耗が激しい。 半日で電池を使いきってしまうほどの消費量だ(^▽^;)。
電源管理のプロパティを見てみると一日のうち98%が圏外となっておりセルスタンバイで思いっ切り電力を消費していた。 つまりアンテナピクトが電波の強弱を表示していても端末が圏外にあると誤認識されて電池を消費してしまう状態になっていた。 これはSIMをSMS対応のものにすることで解決した。 格安SIM業者によってはSMSに対応していないところもあるので契約時に注意が必要。
入力もデフォルトは英語と中国語のみなので国内仕様のXperiaにはプリインストールされているSONY謹製の「POBox」をネットからPCにダウンロード。 解凍した3つのファイルのうちひとつが25MB以上あったのでメールで送ることができず一旦Dropboxにアップロードしたのち端末からアクセスしてダウンロード。 インストール後に設定画面からPOBoxをアクティブにして完了。 この手続きが面倒な人はGoogle–Playから「Google日本語入力」アプリをインストールすればOK。
とりあえずこれで日本国内で売られている端末と同じ状態になった。 ガラケーは待ち受け専用にして発信はIP電話のSMARTalkを使っている。 Nexus7は妻の主力機になった。 結果的にWimaxのルーターを使っていた時よりも大幅に通信料金が節約でき、僕個人は月々3,000円以下でガラケーとスマホ(ホ抜き)の2台持ちという状況まで通信費を抑えることに成功。 格安SIMとSIMフリー端末の普及というインフラあってこそだが、もう今後は国内の携帯キャリアから普通に端末を買うことはないだろうと思う。
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