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Odyssey,

北海道の旅 樽前山

141012b 樽前山も前日の羊蹄山と同じ活火山である。 違いは羊蹄山が「約6千年前以降は活動していない(Wikipedia)」なのに対し、樽前山は1909年の噴火で山頂に溶岩ドームを形成し、近年では1981年に小噴火をするなど今も常に噴煙を上げている火山だという点である。 24時間監視下に置かれている我が国の火山47のうちのひとつであり、なかでも「近年、噴火活動を繰り返している火山」とカテゴライズされている23の火山のひとつ。
 冒頭からこんなことを書くのはこの樽前山に登った日から数日後に御嶽山が噴火したからである。 夏に新宿の石井の山専に行った際、店内に木曽御嶽山の観光ブースがあって木曽檜のお箸やロープウェイの割引券や登山マップなんかを貰い、近いうちに行ってみようと思っていたところだった。
 樽前山に登った時も事前に火山活動の情報をチェックして行ったわけではない。 御嶽山に登った多くの人たちも同様だっただろうと思う。 我々が日常暮らしている都市とは違い、山域に人間が立ち入る時にはそこで起こり得るありとあらゆるリスクを受け入れざるを得ないのだと思い知らされる。 不幸にも戦後最悪の火山災害となってしまった。 荒ぶる自然の前で人間は無力だ。
141012a141012m141012c 本来なら7合目の登山口から登り始めるところ、すでに駐車場は満車で5合目の路肩にクルマを止めて未舗装林道を40分ほど歩いてようやく登山口へ。 火山ガスの影響か登り始めて間もなく樹林帯は終わる。 森林限界に達すると視界が広がり目の前に支笏湖が飛び込んでくる。
141012h 外輪山の稜線に出ると火山性ガスの臭いが鼻をつく。 そこからは溶岩ドームを中心に仰ぎ見ながら火口原を一周するルートを歩く。 溶岩ドームの遥か後方に前日登った羊蹄山の姿がかすかに見える。
141012d 稜線上にはかつての噴火で飛んできた高さ2mほどの噴石がそのまま残されている。
141012e 溶岩ドームの周囲には地震計が三箇所、北山腹と南西山麓にも地震計、空振計、傾斜計、GPSが設置されており、遠望カメラで24時間モニタリングしている。 溶岩ドームに最も近づくことができる西側では放射熱で外気温が高く感じる。
141012g 近くで見る溶岩ドームは各所で崩壊が進んでいた。 かつては中に立ち入ることもできたという。
141012k 七合目登山口から1時間ほどで稜線に出られる樽前山は地元では子供の遠足などでも訪れる山だという。 世界でも珍しい三重式火山を間近に、そして手軽に見られる素晴らしい環境を今後も維持していくためにも噴火の予知と周知が適切に行われることを期待したい。

 
樽前山 [山行記録] – ヤマレコ
気象庁|火山カメラ画像

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