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激坂で喘ぐ

150827b いま自分が住んでいるところはランニングをするにはとても恵まれた環境なのだが、そのことは走ってみて初めて知った。駒沢公園が走って10分、砧公園と馬事公苑、多摩川の河川敷のいずれも走って12分ぐらいで着く。駒沢公園は東京でも屈指のランニングのメッカだし、砧公園はサイクリングコースがランナーに開放されており、コースの内側にはちょっとしたトレイルコースもある。馬事公苑の外周コースはいつも誰かが走っているし、多摩川の河川敷はしばしばハーフやフルマラソンの大会が行われ、週末はランナーで溢れかえる。
 来月トレイルランのレースに出るのに近所で坂道練習ができる激坂を物色すると、世田谷区岡本におあつらえ向きの急坂が見つかった。このあたりの坂は国分寺崖線の一部であり、多摩川が10万年以上の歳月をかけて武蔵野台地を削り取ってできた段丘なのだそうだ。
150827c 自宅から走ること15分、目的の坂に着く。そこは富士見坂という坂だった。その名の通り、晴れた日なら坂の上から丹沢山塊の向こうに富士山の姿が見えるはずなのだが、あいにくこの日は小雨が降るコンディション。眺望はまたの機会にして坂道ダッシュ10本のノルマを課す。勾配は22%とかなりキツそうだ。あまりの急勾配のせいかクルマは下りだけの一方通行であり、ガードレールで隔てられた歩道は階段状になっている。
150827a 1本目をダッシュで登った直後に10本のノルマを課した自分を呪った。それでもどうにか5本登ったが、以降は1本おきに普通に走るのとダッシュを繰り返した。下っている時に自転車を押しながら坂を登ってきた中年の女性と遭遇。女性は途中何度も歩みを止めていかにも大変そうだ。思わず道の反対側から「押しましょうか?」と声を掛けるも、笑顔で「大丈夫、大丈夫」と返される。こちらも笑顔になる。女性、ふたたび登り始めながら「私この坂大嫌い!」。今度は声に出して笑ってしまった。


 こういう走りがいのある坂が無数に存在するのも世田谷である。帰路やはり急勾配の無名坂を登って帰ったが、その名は坂の上にある仲代達矢氏主宰の俳優養成所「無名塾」の稽古場に由来する。この日も多くの若い塾員が稽古に励んでいた。
 何事も下り坂より上り坂がいい。キツいけど。

※mac38k様が投稿した動画を拝借させていただきました。

 
せたがや百景 No.70 岡本三丁目の坂道 / 岡本の富士見坂-岡本3丁目の坂

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激坂で喘ぐ」への2件のフィードバック

  1. 素晴らしいですね。確かに、走るにしても犬の散歩をするにしても、世田谷区には恵まれた地域が多かったと今さらながら思います。当方、今月から世田谷区民ではなくなってしまったので、これから開拓しなければ…。

    投稿者: vega | 2015年11月16日, 5:50 pm

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