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Odyssey, Run

小淵沢外乗伴走

151110a 清里から八ヶ岳高原ラインを走ること20分で小淵沢に着いた。八ヶ岳を訪れたのはずいぶん久しぶりのことで、清里と小淵沢が隣接するエリアだということも忘れていた。
 この日は2時間の外乗をする妻たちの馬群を最後尾から自分の足で追走するという野心的な試み。おそらく人類史上初だろう(笑)。もちろん外乗を主催する乗馬クラブから許可を得たうえでのこと。妻の他にもお客様がいるので基本的に僕の存在は無視してもらい、いつも通りのプログラムを消化してもらうところに邪魔にならないように少し離れてついて行くというスタンス。
151110b151110h 外乗なので未舗装路やトレイルが基本となる。馬の町として知られる小淵沢には各所に専用馬道も整備されており、別荘地を抜けたかと思えば広葉樹の森に分け入り、田園地帯のなか農道を進んだかと思えば沢沿いのトラバース道を走り抜ける。一般道に沿って歩くところもあるが、歩道の一部が未舗装になっており馬が歩きやすいように工夫されている。
151110c ペースもさまざまで、常足(なみあし)→速歩(はやあし)→駈歩(かけあし)と路面や地形の状況、馬の状況等に応じて乗り手が判断する。人間でいうインターバル走だ。最後尾を走る身としてはこのペースの変化に対応しなければならない。それでも平地で駈歩を始められるとさすがについて行けず、一旦は姿が見えなくなるほど離されて後から追いつくといったことを繰り返した。高低差約180mという地形に加え、早朝ランの疲労も残るなか息が上がることもしばしば。道中にトレセンの坂路を思わせる長く真っ直ぐな坂があり、ここだけは先回りして写真を撮った。
151110d151110e151110f151110g この日のハイライトはかつて武田信玄が開発したといわれる軍用道路であり、最近では軍師官兵衛のロケでも使われた信玄棒道を通るところ。棒道は人道と馬道が平行に走るように整備されており、沿道では36体の石仏を目にすることができる。このあたりは針葉樹の樹林帯。この季節は松の落葉が地面を埋め尽くしていて視覚的にも美しいし走っても気持ちいい。
 エリートランナーはともかく、初めて間もない僕にとってトレイルランニングのペースは主に地形に左右される。急登や激坂では足を引きずるように歩かざるをえないし、その逆だと重力に従って脚を高速回転させて走らなければならない。自然に歩かされて走らされている状態。この日は馬に走らされた格好だ。
 馬術にもエンデュランスという数十キロの耐久レースがあり、ここ小淵沢でも全日本エンデュランス馬術大会が開催されている。こちらの場合トレイルランニングと違って人間(騎手)と自然(コース)との間に馬が介在するので、自分の体調はもとより常に馬の状態にも気を配る必要があり、レース中も決められたポイントで獣医師のチェックを受けなければならない。トレイルランニングもエンデュランスも一定のレベルに到達すれば自然と一体になる感覚を味わうことができるのかも知れない。

 

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