//
you're reading...
Run,

第8回ハセツネ30K

160407a 昨年12月の湘南国際マラソンで痛めた右膝が完治しないままとうとうハセツネ30Kの日を迎えてしまった。およそ2ヶ月前のエントリー時にはまさか4月のこの日まで膝が治っていないなどとは夢にも思っていなかったが、こちらの思いとは関係なく月日はめぐる。先月の横浜マラソンは高いエントリーフィーをドブに捨てるのが嫌で無理やり走ったが、ハセツネ30Kは来年こそコンディションを整えて出走するための試走という位置づけで走ることにした。それでも走るからには「あわよくばサブ5」というのがなかったと言えば嘘になる。このレースで男子総合1000位以内に入れば毎年秋に行われるハセツネCUP(71.5km)の優先出走権が得られるのだが、それには概ね5時間を切るぐらいの走力が求められるからだ。
 山岳耐久レースのハセツネ30K(32km)だが全コースの約半分がロード(アスファルト舗装路)。スタートの秋川リバーティオから北沢峠までの10kmもロード区間である。午前8時30分のスタート直後からガンガン抜かれる。これまで4つのトレイルレースに出走してきたが、やはりというかさすがというか今日はとりわけガチランナーが多いと感じる。
 北沢峠までは雰囲気に呑まれたかここ最近の練習では走れていないペースで走ってしまった。後から考えるとここでかなり脚を使ってしまったのだろうと思う。普通の状態なら特に速くも何ともないペースだが、今の僕にはオーバーペースだったと気づいたのは後のことである。
160407b その北沢峠からいよいよトレイル(シングルトラック)になるのだが、そのボトルネックに一斉に1,738人(主催者発表)が殺到する。つまり大渋滞が発生するのだ。体を冷やさないようにザックからレインウェアを取り出して羽織る。靴紐を結び直してストレッチをし、早めに携行食を補給した。
160407c 渋滞の最後尾に加わってから20分、ようやくトレイルの入口に到着。ここに仮設トイレがあり、ほとんど順位を下げずに使用できるようにコースオフィシャルの方が配慮してくれる。
160407d しかしそれからしばらくはまだ渋滞が続く。やがて次第に渋滞が緩み、走力差や登攀力の差で追い抜きが可能になってくる。僕は下りで木の根っ子に足先を引っ掛けて空中を泳いで変な着地をした瞬間に早くもふくらはぎを攣ってしまった。まだレースの全工程の1/3の地点である。それから先は登りで攣り、下りで攣り、そのたびにコースオフして後続のランナーに道を譲らざるをえなかった。そして渋滞中にひとたび道を譲ると今度はなかなか自分が戦列に復帰できない。延々と連なるランナーの縦列への合流のタイミングが難しく、一度痙攣して止まるたびに数十人のランナーに追い抜かれるような状況だった。
160407e そうした停滞を何度も繰り返しながら北沢峠からひたすら順位を下げ続ける苦闘の果てにようやく21km過ぎの関場分岐まで下ってきた。余裕すら失ってしまいこの間の写真は一枚もない。そこからの盆堀林道からフィニッシュまでは一週間前に試走したばかり。崩落箇所は復旧していたが、その先のトッキリ場への急登をノロノロと進んでいく先行のランナーたちの姿が視界に入ると、絶望的な気分になった(笑)。
160407f 肉体的にはかなり疲労していたが、それでも最後の10kmは試走でコース状況を把握していたので終わりが見えているというただそれだけでも精神的には楽だった。リザルトはサブ5どころかサブ5.5がギリギリという低調なものだったが、これが今の実力だと思う。来年もし出走権を得ることができたら記録はもとより自分で納得いくレースをしてみたい。
 ところでこの大会は男女とも1位の選手が携帯装備違反で失格になり、それぞれ2位の選手が繰り上がり優勝、男子は奥宮俊祐選手の連覇となった。ハセツネ30Kの場合、水1.5Lと登山用レインウェア上下、行動食の携帯がルールで義務付けられている。失格となった選手は男女ともレインウェアを携帯していなかったという。
 ハセツネ30Kは他のトレイルランのレースとは少々趣を異にする。出走には山岳保険の加入が必須条件だし、途中にエイドもないので上記のように自己完結の装備が求められる。新参者の僕は当然律儀にルールを遵守して走ったわけだが、全コースを2時間半ほどで走破するトップランナーにとっては雨が降る予報でもないのにレインウェアを携帯するのは無意味だと考えるだろうし、水も500mlあれば十分だろうと思う。男女トップの失格という衝撃的な結末は論議を呼んでいる。

 
奥宮俊祐、松岡宏美が優勝、装備不携帯による失格も・2016 ハセツネ30kリザルト | DogsorCaravan.com
ハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース オフィシャルサイト

広告

Noisy Majority について

思うところを書く。

ディスカッション

コメントは受け付けていません。

Calender

2016年4月
« 3月   5月 »
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

Archive

Drink it !

コーヒー(無脳)

Instagram

安藤忠雄展
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。