//
you're reading...
Critique

みんなして担いだ神輿がパーだった

160803n 東京都民にとって今年の7月は選挙の月だった。10日が参院選、31日が都知事選の投開票だったからだ。ただし僕の場合は仕事場が多摩川の向こう側で都知事選の喧騒とはほとんど無縁だったので、月の後半はわりと平穏に過ごすことができた。参院選も例によって東京の選挙区は蓮舫をトップ当選させるなどトンキン人の面目躍如だったが、全体としてみれば改憲勢力が参院全体の2/3を占めるという結果だった。マトモを自負する都民として唯一の救いはトップ当選した蓮舫の得票が前回2010年の参院選の時よりも60万票近く「激減」したことであり、このことはトンキン人の民度が上昇傾向にあることの証左であろう。ちなみに僕が投票した候補は落選してしまった。
 今回の参院選ではジャスコ体制のもとノンストップで左傾化し続ける民進党が、共産党、生活の党、社民党と一人区に統一候補を擁立して戦うというなりふり構わぬ野合に打って出たのだが、全体としては大敗なのにも関わらず東北地方や伝統的に左翼が強い甲信越地方を中心に11議席を獲得して勘違いしたのかヘタをすると勝利宣言まで飛び出しそうなほど危機感を欠いていた。
160803c 民進党は前回の参院選から15議席を減らす惨敗だったが、野党第二党である共産党からすれば単独で擁立しても絶対に当選しないような候補が野合のおかげで当選し、民進党とは対照的に議席を3から6に倍増させたのだから狙い通り。民進党支持層の票を抱き込んでまんまと党勢拡大に成功(生活の党と社民党は無意味なので割愛)。本来なら志位はともかくジャスコはとても喜べない結果だったはずなのに、選挙後ジャスコは「野党共闘には一定の成果があった」と自画自賛。世の中には「改憲勢力が2/3の議席を占めたけど野党も健闘したよね」とか、「この結果を与党側の勝利だと単純には言い切れない」というふわっとした(笑)、そして現実とはあまりにも乖離した共通認識が広がっていった。

最も応援団になってもらっては困る逆神にまで取り憑かれたこの時点で既に結果は見えていた

最も応援団になってもらっては困る逆神にまで取り憑かれたこの時点で既に結果は見えていた

 その空気を人一倍敏感に感じたのが石田純一や古賀茂明、鳥越俊太郎といった「こじらせてる」左翼のお歴々だった。風を読み違えることを生業とする彼ら電波芸者にとってこの参院選の結果は「自分が野党統一候補の神輿に乗って東京都知事になる」という真夏の夜の夢が現実に限りなく近づいたと勘違いさせるに十分だった。結果すったもんだの末に野党統一候補として出馬したのが鳥越俊太郎だった。主義主張は別にしてリベラル系では唯一マトモな候補者となるはずだった宇都宮健児氏は鳥越支持者の連日の妨害行為もあり、告示直前で出馬断念に追い込まれた。
東京都の未来に絶大なる不安を抱かざるをえない鳥越氏の筆跡 当の本人は過去の不安をいかに解消するかで頭がいっぱいだったのだろう

東京都の未来に絶大なる不安を抱かざるをえない鳥越氏の筆跡 当の本人は過去の不安をいかに解消するかで頭がいっぱいだったのだろう

160803j 「神輿は軽くてパーがいい」は当時自民党幹事長だった小沢一郎が海部内閣発足時に言った言葉だが、今回は「みんなして担いだ神輿がパーだった」の方がしっくりくる。それほどまでに鳥越俊太郎の認知症は進んでいた。出生にまつわる記憶違い、介護離職についての誤った認識、島嶼部のみ消費税減免など無謀な公約の数々など、選挙期間中の鳥越の逝き様は様々なメディアを通じて広く衆知されることとなった。
160803d

 醜聞にも事欠かなかった。13年前の準強姦事件を文春が報じたのを皮切りに、本来自分たちのネタだったのを文春に抜かれた新潮も翌週に詳報で続き、週刊朝日も愛人問題を報じるなど選挙期間中にも関わらず大手活字メディアがこうしたネタの掲載に敢えて踏み切ったのは、鳥越俊太郎という人物の素性があまりにもよろしくなかったということに尽きるのだろう。決して本人が言うように政治的な力が働いてたわけではないし、最近はその異常性が大衆にも幅広く認知されてあの超偏向番組「サンデーモーニング」にも呼ばれることが少なくなった金子勝が信じるように内閣調査室が動いたわけでもない。金子のように日刊ゲンダイやリテラの言うことをいちいち真に受けていては基地外扱いされるのがオチだ。結局のところ、この元サンデー毎日編集長がかつての同業者から蛇蝎の如く嫌われていただけなのだ。
160803f 鳥越の女性問題を報じられて慌てた陣営は、急遽野党の女性議員やフェミ軍団から九条の会に至るまで総動員し、鳥越氏に新たな公約「女性によし」まで無理やり押し付けて失地回復を試みたが焼け石に水。しかもここには選挙戦序盤に鳥越の街頭演説に何度も帯同して必死に応援の熱弁を振るっていた蓮舫や山尾志桜里の名前はない。来月に迫った党の代表戦に出馬すると見られている蓮舫や政調会長の山尾は都知事選惨敗の戦犯扱いされることを恐れたのだろう。
160803m とりわけ陣営の学級崩壊を印象づけたのは、石原慎太郎の厚化粧発言に乗っかって小池氏を批判した鳥越氏を応援演説中の蓮舫が叱責した直後、やはり鳥越の応援演説に来ていた澤地久枝が演説のなかでこれまた鳥越応援団の一員である瀬戸内寂聴のメッセージを代読した時だ。「あの厚化粧の人に都知事になんかなって欲しくない」という同氏のメッセージに聴衆からは歓声が上がったという。不倫し娘を捨て出家して死にかけてなお毎日のように肉を喰らい、齢九十を数えても未だに他人の悪口が止まらない瀬戸内寂聴。ひとえに仏門の寛容さゆえなのだろう(笑)。

 「厚化粧の人に都知事になって欲しくない」 鳥越氏に寂聴氏からメッセージ/芸能/デイリースポーツ online

160803g 惨敗から一夜明け、早くも鳥越陣営の敗戦処理が始まったが、共産党はまるで大本営発表のような赤旗を発行して喜んでいるようだ。悪い方の小池(共産党書記局長)などは久しぶりに多くの聴衆の面前で街頭演説したのが相当嬉しかったのだろう。その多くは頭のおかしな鳥越信者と同氏の天然ボケ演説を木戸銭なしで見られる寄席にでも行くような心持ちでわざわざ観に行ったマトモな方々や単なる通りすがりだったはず。左翼が気を良くするのは勝手だが、旧西側諸国で「共産党」と名のつく政党が唯一存在する日本の異常性にそろそろ国民が目を覚ます時だ。
160803h また参院選を最後に活動を終了すると公言していた半島系低脳学生集団SEALDsも例によって「息を吐くように嘘をつく」韓国人のデフォルトに習って活動を継続、鳥越応援団に加わった。そのおかげで鳥越氏が支持をアテにしていた若年層からはほとんど支持を得られず惨敗の大きな要因となった。むしろ深刻なのは戦後の日教組による平和狂育の影響が色濃く残る我々から上の世代である・・・。

 「平和と脱原発」ではダメ 惨敗の鳥越さん、そしてリベラルは負け続ける

 上にリンクを張った記事には今回の鳥越氏の惨敗について的確な分析がなされている。まったく同意見だが、唯一異論を差し挟むとすれば、今回鳥越を応援した野党連合は「リベラル」などでは決してない。むしろリベラルなのは与党側なのであり、彼らは単なるバカ左翼だ。日本の政治がより成熟するためには今以上の保守的な勢力の台頭とともに真のリベラル勢力の存在も必要不可欠だが、現状はほど遠い。都知事選のような直接選挙は衆愚化しがちだが、それもまた広義の民意であろう。
 最後にひとつ付け加えておくと、前回同様今回の都知事選でも僕が投票した候補は落選した。民主主義とはその結果を受け入れることだ。
 

広告

Noisy Majority について

思うところを書く。

ディスカッション

コメントは受け付けていません。

Calender

2016年8月
« 7月   9月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

Archive

Drink it !

コーヒー(無脳)

Instagram

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。